それでも猫が好き

朝、ミチコさんの枕元にぴったり寄り添うアトム。   ミチコさんは夜中に何度もアトムに起こされるのだそう。 トイレを片付けろ、メシをくれ……などなど。 そして朝はべったりとミチコさんの枕元に鎮座する。 だから眠りがとても浅いのだとか。 まるで夜泣きする赤ちゃんがいるようなものだと思います。 しかし相手は猫なんだから、放っておいても大丈夫なはず。 そう僕が言ったところ、 「いいの。だって大好きなんだもん」 辛いと思っても、それを上回る幸福感があるのでしょう。 いや、辛いからこそ、幸福感が倍加するのかも。 幸せはいろんな形をしているのですね。