とある風の強い日に

仕事が終わった後、あまりにも気持ちのいい天気だったので、荒川沿いを歩いて帰りました。   家に近くなったところで、ミチコさんに電話。 渋っていたミチコさんを呼び出して散歩します。 風の強い日でした。 タンポポやツクシを探しながらのんびり歩きます。 こうしてネットに書くと、なんということはないように思われるのだけど、 瞬間的に幸せというものを、ぎゅっと噛みしめるのです。 誰にでもそんな瞬間があることでしょう。 子どもと他愛のないおしゃべりをしているときとか、仕事で苦労して契約をまとめたときとか。 幸せの記憶は、思い出の中でしか残せないのかなあ、と思う。 思い出という形のないものを、どこかに預けておけないものか、とも思う。 できるなら、預けた間に利子がついて、もっといい思い出になって後から引き出したり……。 しかし、ミチコさんは花粉症でこのあと鼻水・涙が止まらなくなりたいへんな目に。 これって不幸な記憶?