2008-11-01から1ヶ月間の記事一覧

月齢2.62

細すぎる三日月を見ると、《折れそうな》という修飾語が思い浮かびます。 たしか渡辺美里さんのどこかの歌詞にあったのです。 《折れそうな三日月光る》と。 この月を見ただけで思いが駆ける。 歌詞や(もちろん文章だって)、聞いたり読んだりした人の記憶…

秋深く

歩道沿いに植えられた桜やイチョウなどの木々が色づいています。 もう見頃は過ぎて、風とともに舞い散るだけ。 その下を歩きながら、体で季節を感じるのは贅沢なことだなあ、と思う。 日ごとに姿を変えてゆく自然。 自分もその一部なのだけど。 色のきれい落…

去年、ミチコさんの実家から送ってきた唐辛子。 「こぼれ種を放っておいたのよ! エライでしょ」 ミチコさんは得意気に言いますが、《放っておいて》《エライ》というのはいかがなものか。 もともとの生命力が強いのか、ともかくこの秋、立派に収穫と相成り…

関西空港に着陸するJAL CARGO機。 シルエットもいいけれど、夕陽が機体にあたったときの金属の反射に美しさを感じます。 もっとも鉄道写真でも車でも、乗り物好きな人はそう言いますね。

ホソバウンラン(細葉海蘭)。 写真を撮っているときには花の名前を知りませんでした。 蘭ではありませんが、花の形が蘭に似ています。 《海の蘭》。 咲いていたのは、大阪市住之江区WTCビル近くの歩道脇。 埋立地なので海はすぐそこですが、潮の匂いを感じ…

根付きの三つ葉を買ってきたら、ミチコさんの目がきらりと光りました。 「それ、育ててみよっかなあ」 葉っぱと茎を鍋に入れて食べたあと、水を入れたペットボトルに入れられる三つ葉さん。 はたして数日すると再び葉が生えてきました。 めでたく《二毛作》…

空は時折、予想もつかない美しい顔をみせてくれます。