もうすぐ夏本番

ヒマワリと空。   昨日関西以西で梅雨明けになりました。それとともに南からやってくる台風。これが通り過ぎれば夏本番を迎えるのでしょう。   《梅雨明け十日》という言葉があるように、梅雨明け直後は真っ青な夏空から強烈な陽射しが降り注ぎます。 するとあたり一面、真っ白な光の中にあるような感じになります。 もちろんじりじりと焼け付くような暑さなのですが、その光だけは、キン、と冷たい。 その光を浴びないと、ぼんやりと眠ったまま夏を迎えるようで、落ち着きません。   今まで過ごしてきた夏の日々を思い出すとき、強烈な夏の太陽に照らされた日ばかりが蘇ります。   過去に冷夏と呼ばれる夏もありましたが、寒い夏に何をしていたのかまったく覚えていません。その後の不作から生じた米不足問題のほうが印象に残っています。 逃げ出したくなるほどの陽射しの中を歩いた日のほうが、印画紙に画像を焼き付けたときのように記憶に残る。   もうすぐそんな日が来ることを期待しつつ、《強》にした扇風機の風にあたっています。