冬の終わり
節分です。豆まきです。
ミチコさんが叫んでいます。
「鬼はそとっ、福はうちっ!!」
どうしてそんなにハジけることができるのか、僕にはわかりません。
とりあえず日本古来の風習として、僕も豆をまきました。「鬼は外、福は内」。
はい、一回で十分です。
家の床を豆だらけにした後は、はいつくばって皿に戻しながら、
ぽりぽりぽりぽりぽり……
子どもの頃、味のない大豆があんなに嫌いだったのに、今では不思議といくらでも食べられます。
ふと思うことに、
バレンタインデー、ハロウィーン、クリスマスのような外来のイベントは商業性が強いんだなということ。
節分、ひな祭り、端午の節句、お正月などは、どうして消費のモチベーションとして利用されないのでしょう。
豆まきだって、渋谷の真ん中を歩行者天国にして、みんなで豆を投げ合ったらおもしろいと思うのだけど。
(スペインにはトマトを投げ合うお祭りがあるじゃないか)
……そんなことを考えられるのは、毎年豆まきを真剣にやってるミチコさんのおかげかも。
最後に、ミチコさんの写真ばかりでは申し訳ないので、《鬼》も載せておきます。