ベランダでひなたぼっこのキキ。 家猫(もとは野良猫)のキキにとってベランダから見える世界はどういうふうに感じるのでしょう。 遠くに見える景色に向かって駆けて行きたい、と思うのか、はたまたここにずっといられて気楽~、と思うのか、一度聞いてみたいところです。 人間は言葉の通じないことをいいことに、当人(当猫)の意思確認をすることなく、この家にずっと留め置いて(拉致監禁して)いるのですから、キキには僕に言いたいことが山ほどあるに違いない。 と、思っていると、ほら、部屋のドアをかりかりとひっかいてキキがやってきました。ドアを開けるとにゃーと鳴きながら、ぴょんと椅子に座っている僕のひざの上に飛び乗り、ほほを僕の顔に擦り寄せてくる。 いいのかい、僕なんかで。