先日新聞に掲載された『道具千手観音』なる仏像の写真引き寄せられるようにして、新宿のパークタワーで行われていた『道具寺道具村建立縁起展』を見てきました。 デザインが好きだった時期もあり、展示されていたいろいろな工業デザインの模型を楽しく見てきました。目玉の道具千手観音像も素敵。顔よりも後ろ姿のプロポーションに目を奪われてしまいました。腰のくびれがとてもいい感じです。千手観音菩薩は個人的に好きな仏さまなので、ずっと見ていて飽きません。 はるか昔に石をナイフのように使うところから、人間と道具の関係は始まっています。以来、道具と人間は切っても切れない関係になりました。今、人間にとって道具とは? という問いかけが聞こえてくるような展示でした。 写真は大した関係はないのですが、パークタワーの敷地にあった池の水を写したものです。最近、水の写真を撮りたくなりました。なぜ? ローソクの炎をじっと眺めるときに似て、気持ちが落ち着きます。