三日月を見に出かけました。 月の光が弱いせいか、太陽が完全に隠れるまでは見つけることができません。 そのかわり、落ち葉を染める斜光線が木立の間を抜けて、細い道に縞模様を作っていました。 どういうわけか、僕は夕暮れの光が好きなのです。無条件に世界がきれいに見えるというか、そんな気がします。 そして細い三日月。 ごまつぶのように見える黒い点は飛行機です。(飛行船だったらもっとよかったのに!) 映画を見たり、買物したりするより、ゆっくりと降りてくる月を見ていたほうがいいような夜でした。