きゅうちゃん(その2)
一匹の野良猫を捕まえてきた。
河川敷で自由奔放に暮らしていた猫を今日から飼い猫にする。
それがいいことなのか、悪いことなのか、正直、決めきれない。
でも、その猫はあっという間にうちに慣れた。
トイレもすぐに覚えたし、自分から猫のベッドに入って寝る。
運命というのは大げさかもしれないけれど、きっとそうなることだったんだろうと今では思う。
きゅうちゃんはうちの猫。
「きゅうちゃん」の名前は背中に肉球の模様があるから。
ミチコさんは球ちゃんと書くのだけど、僕は野球のボールを連想するので「きゅうちゃん」と書いてます。
ま、どっちでもいいのですが。
ちなみにきゅうちゃんの前にカゴを置くと、自分からするりとその中に入りました。
あとは鍵をかけて自転車に載せるだけ。いたって手間がかかりませんでした。
本人(猫)はうちに連れて行かれるとは思っていなかったようで、カゴの中でおしっこをもらしていましたが……。
すっかり写真を撮るのを忘れていたので、僕もかなりどきどきしてたんだろうな。