写真展(の打上げ)にて
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久しぶりに写真展を見た。
やはり、生(プリント)の写真はパソコン画面の写真とは違って力があるものだ。
今や写真=プリントではなくなってしまった。
それと同時に写真の存在価値がどんどん薄くなったような気がする。
もっとも写真は手軽さをずっと追いかけてきた。
大昔はガラス板だったものが35mmフィルムになり、「写るんです」なんて使い捨てカメラも登場した。
写真がデータになり、ケータイで写真が撮れるようになった。
いつでも撮れる、見られる気軽さは決して悪いことではないけれど、そこに失ったものもあるわけで。
飾られた写真を見ていると、学生だった頃を思い出した。
暗室にこもって写真展用の写真を焼いていたときもあったのだ。
定着液の匂い。現像液の中から写真が浮き上がってくる瞬間。