今日は初秋らしい乾いたいいお天気でした。夕方気がつけば、ずいぶん空が高くなっていました。 こんな日に僕とミチコさんは家にこもりっぱなし。それぞれパソコンに向かったり猫を作ったりしていました。 遊んだり、楽しい時間を過ごすのもそれはそれでいいことなんですが、こうやって家にいて静かに仕事してるのも悪くありません。 ふと思い出しました。 山口瞳の紀行文で、実家である佐賀の農家を訪れたとき、その住人が言った言葉を紹介していました。曰く、農業は朝早くから日が暮れるまで働いてたいへんだけど、農業ほど気持ちが落ち着く仕事はない、と。 秋の夕日に鎌を研ぐ。夕暮れの空を写真に撮る。 そういう時間を過ごさせてもらえるのは、ちょっとした贅沢だな、と思うのです。