朝ごはんにありがとう
ミチコさんにかじられたパン。
ちょっと目を離したすきにやられました。
「わたし、三人姉弟の真ん中だから抜け目がないのよね~」
と得意そうなミチコさん。間抜けな僕は長男ですが、何か。
僕の朝ごはんはこの十年以上、パンとコーヒー、それから野菜ジュースのみ。
朝はあまりたくさん食べません。
祖母の家はミチコさんの実家に泊まったときには、ごはんにみそ汁、そのほか多種多様なおかずをお腹に入れますが、そうするとお腹が減らず、お昼ごはんが食べられなくなってしまいます。
健康的なのかどうかわかりませんが、体重は二十歳の頃と変わりません。
まあいいんだろう、と思っていますが。
この先十年後も同じメニューでいられるでしょうか。
そろそろ(すでに?)中年。
これから体のあちこちに不具合が出てきてもおかしくない年頃です。
重い荷物を持ったり、長時間立ちっぱなしで働いたり。
十年前には楽々とできていたことが来年にはできなくなるかも、と思いながら生きてるほうがなんとなく安心します。
不安に思う気持ちを織り込みつつ、今日も朝ごはんをおいしくいただけることに感謝感謝。