猫を撮るときに必要なこと

今月二回目に出会う猫たち。 鹿児島城山の猫たち。こないだ見た猫もいれば新顔もおり。 なんだかクラスメートの写真を撮っているような気がします。自分も城山で飛行船を待ってる野良猫だ。   隣のベンチに座ったおじさんとおしゃべり。 「猫撮っとらしたでしょ。いつだったか、あの××さんも来て写真撮っとったですよ」 ほう、それはそれは。動物写真で有名な方です。 「奥さん(アシスタント?)が、猫にエサやってね、こう、レフ板あてて、這いつくばって撮りよらしたもんねえ」 エサ? レフ板? 這いつくばって撮っているのは知っていましたが、ある程度は《作って》いたのか……。 中には完璧なスナップもあるのだろうけど、すべてがそうではないのですね。一定のレベルの作品を撮るために必要なことです。 逆に被写体に対しては、そこまでの執着がなければいけないのかも。 執着……。遠い言葉。