花火を初めて見た

気がつくと一週間も更新してなかったり。 時間というのはいつの間にか、というより絶対に追いつけないものだと思う。      土曜日は毎年恒例の地元の花火大会。 《戸田橋花火大会》の日は毎年、お天気がよくないのだけれど、今年は晴天。絶好のコンディション。 したがって、観客も多かったらしく、ふだんは人影もまばらな荒川土手が鈴なりの人だかりでした。 戸田市に住んで五年になりますが、飛行船がらみとはいえ、こうして間近に花火を見たのは今年が初めてになる。 これまで家の中からゆっくり眺めていたので、土手や町の中がどんな混雑ぶりなのか知ることがなかったのです。 びっくりしましたねえ。 こんなに人が集まってきているのだとは、想像を超える混雑ぶりでした。花火よりもありえないほどの人ごみに圧倒される。 花火は、どんどんと腹に響く音とともに上がっていくのですが、実のところ、それほど感動するものでもありませんでした。 たしかにきれいだし、間近で見たら迫力もあるだろう。 でも、個人的な好み以外のなにものでもないけれど、僕にとっては花火を見ている時間のほうが大切に思える。 興奮しながら見る大きな花火より、ゆっくりお酒片手の小さな花火のほうが性に合っているような気がします。 "遠花火 二人並んでお互いの 幼き日々の記憶を語る" 五年前、初めてミチコさんと見た小雨降る夜の花火。